A・I

2001年7月5日
「A・I」を見た。
長かった…。
確かに、子役の演技はいいよ。
彼は、賢すぎて思わず苦笑いしちゃうね。
しかし、話がなあ。
機械は人間にはなれないよな〜と思いながら、スピルバーグが最後どういうふうに決着つけるのか気になってたが、なるほど、そういうおちか、と納得。
スピルバーグらしいおちかな。
でも、感動はしなかった。
もっと、泣けるかな〜と思ったが、泣けなかった。
う〜ん、機械を題材にしたら、やっぱ、テーマは「愛」しかないか?
これだけで、結末は読めそうだもんね。


で、この映画と、これまでのロボットものの映画を思い返して考えたこと。
人間に近いロボットなんて必要ないんじゃん?ってこと。
機械は機械。
人間に近いロボットが作られる理由は、人間のメカニズムをよりよく知るため、研究のためだって聞いたことがある。
純粋に研究目的ならいいけど、それ以上の目的はいらないんじゃないと思う。
商業目的とか。
家庭とか、社会に普及させる必要なんてないんじゃん?
産業用ならいいよ。
人の目に触れないならね。
すくなくとも、人の目に触れる範囲では、人間い近い必要性はないと思う。
ましてや、交流目的のロボットなんていらないよ。
(外見的、心理的に人間に近いロボットとしてよ)

いまだって、アイボとかいろんなロボットができてるけど、はっきりいって、必要ない。
少なくとも、私はいらない。
なぜなら、あきるから。
それから、作り物っていう違和感がどうしてもぬぐえないから。
あと、本物にはかなわないよ。
考えても見てよ。
ごみ捨て場にアイボとかがごろごろしてる図を。
ぞっとしないね。

人間に近いロボットが必要ないと思う理由のひとつには、ロボットの人権(?)って問題もあるから。
人間に近ければ近いほど、親近感と同時に嫌悪感を感じると思う。
で、ロボットがロボットである以上、人間らしい扱いは望めないわけで。それに、する必要もない。
映画の中でもあったけど、機械は結局本物にはかなわないと思う。
でも、かなわないけど、人って、見かけに左右されるから、ロボットの外見が、人間に近ければ近いほど、廃棄するとき迷うと思う。
そんな時どうすればいい?
罪悪感を感じるでしょ?
本当なら感じる必要もないのに。
だから、機械は機械、っていう線引きがどこかで必要なんだと思う。
それは、やっぱり、見かけなんだよね。
だから、外見的、心理的に人間により近いロボットなんて必要ない。

すくなくとも、私はそう思った。

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